今日は来る

「未瑠!!」




扉が勢いよく開いた。




そこには太一がいた。




「どういうことだよ!
抗癌剤の薬飲まないって!
先生達も困ってたぞ!」




「~太一!!」




私は太一にしがみついた。




「えっ!ちょっ!未瑠!?
智也に怒られるって!!
・・・指輪は!!?」




私は今あった事を
すべて話た。




「未瑠、俺は智也の気持ちが
わかるよ?
俺が智也の立場だったら
そうしたから・・・!」




私には理解できなかった。




「男ってのはな、好きな奴の為だったら
自分を犠牲にしても
助けたいんだ!
それがどんな結果になろうと・・・。」




そうだね、智也は私の為に・・・




ゲホッ