今日は来る

「未瑠はいいって
言うまでコレしてて!」




そう言ってお母さんに
手渡されたのはアイマスクだった。




「こんなのして
どうすんの!?」




「いいから、いいから!」




意味がわからなかった
けど、私は目を隠した。




30分くらいして
ようやく着いた。




「未瑠。ついたわよ。
でもまだはずしちゃ
だめよ!」




私はお母さんの手を
かりて、車から降りた。




花の香りがした・・・。




ちょっと歩くと
建物の中に入ったみたい。




扉の開く音がした。




「未瑠!待ってたよ!」




その声は璃那だった。