まだ外で言い合ってる
みたいだった。




「璃那。」




今まで泣いていたお母さんが
話かけてきた。




「璃那は森君のこと
本気で愛してる?」




「うん!」

 


涙が出てきた。




「子供、産みたい?」




「うん!」




「子育ては、思ってるより
本当に大変よ!」




「うん!」




「結婚して、絶対に
幸せになる自信ある?」




「うん!」




「じゃあ決まりね!
可愛い子よね!きっと。
森君もカッコよかったしね!」




「お母さ~ん!」




私はお母さんの腕の中で
子供みたいに泣きじゃくった。