今日は来る

「大丈夫だよ・・・。
産まないから。」




「そうだけど、相手の人は?
なんて言ってる?」




「何にも・・・。」




「そうか。
じゃあ明日にでも
産婦人科に行ってこい。
母さん頼むな?」




「は・・・い。」




泣くお母さんの肩をもって
お父さんは頼んだ。




その時携帯の電話が鳴った。




『俺だけど・・・。』




「森!!」




「璃那!相手の男か!!?」




「・・・うん。」




「かわりなさい!!」




私はお父さんにかわった。