「お前のお父さん若っっっ!!!」





…………。


なんか腹立つけどこのままにしとこ。

めんどいことなんのは嫌やし…



「悪いなクソガキ

俺はこいつの彼氏だ。」



「それはもっとちゃうわ!!!」



「時枝さん…。

いえ、東菊さんと言うべきか。

女には懲りただなんだ、

言ってませんでしたっけ?」



「それは変わってやしませんよ。

あなたこそ、女房にはてっきり

愛想つかしてると思ってたんですけどね」



「年上をからかうとは立派なもんだ。

あなたもわかっているんでしょう…

それより、会社の件は

本当に片ついたのですか?」



「もちろん上は俺が黙らせましたよ。

あんたらボケ老人も

黙ってりゃいいっすよ。

いずれぶっ潰しに行きますんで。」



「ハッハッハ!

敵には回したくないもんですな。」




な、何か怖いわこの会話…!!

大人って闇が深すぎて恐い!!!!




「な、なあ、

私らあっちで話さへん?」


「あぁ、そうだな。

てかアレ、彼氏なの?」


「ちゃうちゃうちゃう!!

あんな怪物ごめんやわ!!」


「ふーん。

でも、あの人と坂町が

俺らを救ってくれたんだろ。」



「え?

私はなんもしてへんで…」



「まぁ、

なんかよくわかんねーけどありがとな!」


「ふふっ!

よぅわからんけど、どういたしまして!


あ、これ。あげるわ。」



「え?何これ。

……ケーキ?」



「そや。

大阪で、四人で笑って食べ。」





「坂町……。



俺、妹の声も好きだけど、

お前の声も好……「行くぞ、としき!」



「ほら、呼んどんで。


ま、きっとお前も気にいるわ。


大阪は東京に

負けへんぐらいええとこやで!


ほなな、三田。元気で!」





「……っ最後に言うとか、


ずりーよ…っ////


待っとけ坂町!!


絶対また会いに行くからなっ!!!」




「うん!

いつでも来いっ!!」













そしてサンダルは飛行機に
乗って飛び立ったのであったーーー