てるてる坊主を下げて窓の外を見ながら雨が止むのを待つサヤの姿。 想像できた。 「俺も作ればよかったな。てるてる坊主…」 「……?」 キョトンとした顔で首を傾げてる。 「…そしたらもっと早く晴れてたかなと思って…」 …あ……。 また自然と彼女の雰囲気にのまれていたことに気付き、ちょっと恥ずかしくなった。 目を逸らす俺に彼女はただ静かに微笑んでキャンバスへと体を向けた。 キャンバスの中の空はあの日と変わっていない。 ほんとに晴れの日にしか描かないんだな…