ドキン…と心臓がなった。 ……これ… もしかしたら…… …いや…でもまさか…… 頭の中で自問自答を繰り返す。 二度三度見直した。 どのくらいそうしていたのか… 我に返ったときには圭介が俺の肩に顎を置いていた。 「ねぇ榛真くん…俺のAセットは~?」 ガクガクと顎を動かす度、肩が少しくすぐったい。 「……なぁ、圭介…」 「……あ?」 「これ…この名前……何て読む?」 「…ん?」 俺は壁を指差した。