「あっ終わった?じゃあAセットよろしく!」 頭の上からパタパタとあおぐ音と共に聞こえてきた。 「…は?なに、俺がおごんの?」 うつ伏せたまま圭介の顔を見上げる。 「当たり前。誰様のノート見せてもらった?」 「………」 笑顔で俺を見下ろす。 でも…目が怖いって…。 「……圭介様です…」 渋々席を立ち食券を買いに行った。 俺ってこんなに周りの雰囲気にのまれやすかったっけ? 圭介にもあの子にも…。