「サヤちゃんは晴れの日にしか描こうとしない。描きたくないみたいなんだ。雨はやっぱり寂しいから出来上がった絵も寂しくなるって…」
「………」
「晴れの日に描くとそのときの楽しい気持ちが表れるから…だから太陽の下で描きたい!てね…」
彼女らしい言葉だと思った。
彼女には太陽がよく似合うから…。
「魅せられてしまうだろ?彼女の言葉に絵に彼女自身に…純粋で無垢な心だから。だけど、そんなサヤちゃんの姿を知っているのは今、私と君ぐらいなんだよ」
「………」
俺と先生だけ?
何で……?
じゃあ他の人から見る彼女の姿はどういうものなんだろう…。


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