結局、あいつの言葉の意味が分からないまま数日が過ぎた。
ここ最近あいつの姿だけじゃなくサヤの姿も見ていない。
でも見ないなら見ないほうがいい。
見れば苦しくなってしまうだけだから…
サヤの中に俺はもういないのに目で追うのは苦しすぎる。
今ではサヤと過ごしたあの日々がやっぱり夢だったんじゃないかと思ってしまう。
夢ならきっと目を覚ませば忘れてしまえる。
一層のこと忘れてしまったほうがいいのに…
だけど大学へ行けば圭介が居て、菜央が居て、食堂に飾られたあの絵を見る度に思い出す。
そしてこの絵を見る度に…


![Dear HERO[実話]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.794/img/book/genre3.png)