空色canvas




睨まれていると…

鋭く冷たい眼差しが向けられていると…


そう思っていた。


だけど奴は今、俺の目の前で微笑んでいる。

バカにするようにでもなく、穏やかに…



「………」



その表情に驚き、眉間にシワを寄せるとさらに頬を緩ませた。

そして俯く…


俺にはその表情の意味が全く理解できない。

そして口元を軽く手で拭うと、もう一度俺と目を合わせた。