空色canvas





「何だよ…?」



俺には今の状況がよく飲み込めない。

圭介と菜央と話していたら急にあいつが現れて、俺に話があると言い出した。


…話?今さら何だよ…


最初にあいつと話したのもこの場所だったけ。

だけど今日は口から吐き出される白い煙は見えない。


こいつを見てたら嫌でもあの日が甦ってくる。

そしてサヤは何も知らずにこいつの傍に居るんだ。


すべてこいつの思い通りになった。


今さら俺に何の用があるんだよ…



どのくらいそうしていたのか…。

お互いに一言も喋らず、重たい空気だけが流れ続けた。