そして数日後 ――― その日は来た。 いつものようにサヤの元へ向かう俺は少しだけ胸騒ぎがした。 モヤモヤとこれから何かが変わることを感じる。 ………サヤ キャンバスの前に立つサヤの後姿を眺めた。 じっとキャンバスを見つめたまま、俺が来たことにすら気付かない。 そんなサヤに声をかけることができなかった。 後ろからそっと見つめるだけ… するとサヤはおもむろに筆を持ち、キャンバスに向かって描き始めた。 久しぶりに見るサヤが絵を描く姿。