「サヤの愛はハルだよ」 そしてゆっくりと顔を上げる。 「サヤだったらハルを描く…」 真っ直ぐ見つめる瞳とその微笑みは、俺の心をぎゅっと掴んで離さなかった。 俺は、夢を見ているのだろうか… サヤの雰囲気が今までと違って、戸惑いを隠せなかった。 だけど俺の心を掴んで離さない彼女の姿がどうか幻ではありませんように…と願わずにはいられない。 どのくらいそうしていたのか… サヤと目が合ったまま俺は幸せを感じていた。 あいつがそれを見ていたとも知らずに…