「ふふ…ハルの宿題楽しみだなぁ。サヤの絵はもうすぐ完成するよ!」
そう言って指差す先には青い青い空の絵。
もうすぐ完成するのか…
俺からしたら今のままで充分完成してると言えるけど、サヤにとってはまだなんだな。
この絵はどんな色で完成を迎えるのだろう。
「…ハル……」
横からふわっとサヤの声が包み込む。
「…ん?」
「サヤがハルに宿題出した日…覚えてる?」
「うん、覚えてるよ」
微笑みかけた。
「じゃあハルがサヤに聞いたこと覚えてる?」
「………」
俺がサヤに聞いたこと?
必死に思い出そうとするけど中々出てこない。


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