下から見上げる大きな瞳。 真っ直ぐで汚れのない… この瞳は10歳のサヤだろうが、20歳のサヤだろうが変わらない。 サヤはサヤだ。 イーゼルから少し離れた所で二人芝生に腰掛けた。 適度に吹き流れる風が心地いい。 「ハル…久しぶりだね。忙しかったの?」 「……うん」 心の整理をつけるのに忙しかったんだ…。 「…宿題できた?」 膝を抱えながら俺を見るサヤと目が合った。 「……まだ…」