「もっと俺を頼れよ…」
寂しそうな目が圭介の本心を表している。
「……ごめん」
「それじゃあ時間はたっぷりある。話してもらいましょーか?」
「…やっぱり?」
「やっぱり!」
勝ち誇ったかのようにニカッと笑う圭介に俺は負けを認めるしかないらしい。
缶コーヒー片手に今までのことをすべて話した。
菜央と別れ、サヤと出会い…
誠司先輩のこと、高津先生から聞かされた話…
さすがにサヤの過去の話を聞いたときは圭介も驚きを隠せない様子だったけど、それ以上に納得したみたいだった。
サヤが休学していた理由
誠司先輩との今の関係
俺に対する子どものようなサヤの姿
それが分かって「すべて繋がった」と言っていた。


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