空色canvas






「……うっ………」



嗚咽を漏らしながら俺の目から涙が一筋流れた。

キャンバスを見ながら肩を震わす。


ぼんやりと浮かび上がる純白に胸が締め付けられるんだ。

苦しい…



このキャンバスがいつか色を帯びることがあるのだろうか…

俺に彼女を描くことなんてできるのかな…



そして肌に貼りつくシャツにひんやりと冷たさを感じ、さらに体を震わせた。





「……サヤ…」