「…は?誠司先輩はちょー有名だぞ。お前知らないの?」 信じられないとでも言うように俺を見返す。 「…まぁ、知ってることは知ってるけど…」 男と女の前での表情が全然違うってことはな… それともサヤだからなのか…? 「先輩ってことは年上か…」 「4年だよ。成績優秀、スポーツ万能、そしてあの形(ナリ)だろ?女にモテるわけよ」 「へぇ…」 圭介の話を大して興味もなさそうに聞いた。 そんな奴が何でサヤの所に来るんだ? あの場所は芸術科の生徒以外にはほとんどバレてないんじゃないのか?