『ちょっと嫉妬してる自分も居た…』
菜央の言葉が一瞬甦った。
これは菜央が言うように嫉妬に似てるのかもしれない。
「絵を見に来てくれてるのかなぁ?よくわかんないけど…」
「ふーん…」
この日はそれ以上聞かずにまたサヤが楽しそうに絵を描く姿を眺めていた。
本当に楽しそうに描くんだな…
――――
―…
だけど、それから俺がサヤの所に行く度その男の姿があったんだ。
いつも同じパターンで俺が来たのを確認すると、明らかに不服そうな顔で睨むとその場を去って行く。
そしてサヤも特に変わった様子はなかった。
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