「湊くん………行っちゃうんだね……。」 「泣くなって。きっとすぐ戻ってくるから。お前も連れていきたいけど、お前にはお前の生活があるだろ。」 「……うん。むこうに行っても、たまには電話とかしてね…。私、ずっと待ってるから。」 「ああ。」 『湊くん……どうして何も返事してくれないの……どうして電話にもでてくれないの………どうして何も連絡してくれないの……。私……………』