そうくるか
確かにこういう子だよな
「…分かった!じゃー…何でも願い事叶える!うん!そういう夢のあるような感じにしよ!
例えば、一日中スイーツバイキングとか
洋服まとめ買いとか?」
「何でも…?」
「何でも!ドンとお兄さんに任せなさい」
お?乗った?
「何でも…なら
キス、とかでも…?」
「え…」
一端落ち着こうか…
…は?キス?
「えと…意味わかってる?やっぱ酔ってる?よな 水持ってくるわ」
立ち上がって冷蔵庫に向かおうとすると、Tシャツの裾を引っ張られた
莉子ちゃんを見下ろすと俯いたまま表情が全く分からない
「酔ってない!酔ってないもん…」
「莉子ちゃん?」
こんな莉子ちゃんは初めてで戸惑う
「吉北さんとキスしてたのに…私とはしてくれないの…?」
顔を上げて目があった莉子ちゃんは自然と上目使いになってて
持たれていた裾を思いきり引っ張られて座り直した
