「普段あんな感じなんですか?」
「まぁ、といっても北斗は酒癖悪いから異常かもな」
あいつは出禁、絶対頼まれても無理だな
「あの…じゃなく…航平くんが…」
「へ…俺?」
莉子ちゃんが言ってたのは俺のことか
ちょっとビックリ…
「航平くん普段…というか、会ったときから優しいイメージだったけどさっきはクールだったので」
優しい?…そんな風に見えたのか?
普段どんな感じか…って言われても分からないけど…
「なんとも言えないけど…基本さっきの騒がしい奴らの前ではそんな感じかな」
キッチンの水洗場にもたれて腕を組ながら話していると一点を見つめられてる気が…
「どしたの?」
「ここ、付いてます」
莉子ちゃんが俺の近くに来て示した先にどこで付いたか分からないコーヒーのような黒っぽい染みが
「わ、ホントだ…恥ずかし…」
コーヒー好きなんですね、なんて笑われてる始末
しかし、今思うとよく笑う子だな…
小動物みたい
