「え…」
「あ…」
そうだ、荷物のこと忘れてた…
「わ、かりました…行きますね…」
画面を切った佐伯さんに私は
「本当にすいません!!お父さんに驚かせようと思って確認せず色々進めちゃって…
あの…えっと…断ってきますね
失礼しました!!!」
荷物を持って玄関に早歩きで向かった
めっちゃ恥ずかしすぎる!!
もう…会うことありませんように
「待って!!………………良ければ、だけど…
次のところ見つかるまで家に…はダメ?」
私の腕を優しくパット掴まれた
「へ?…」
いきなりのことで頭がついていかない
「一人暮らしで…ちょっとここ広すぎて部屋も余りあるし
遠慮とかいいから、莉子ちゃん的に嫌なら無理には言わない」
そんな…どうしよう
カミングアウトすると恋愛経験が無いに等しいくらいの私が
いきなり同居!?
でも…
佐伯さんは……知り合ったばっかなのに
普通に話せちゃうっていうか
…大人だから?
「え…でも、本当にいいんですか?」
「もちろん、下まで一緒に行くよ」
腕にあった佐伯さんの手が私の荷物を持って玄関の棚に置いた
