同居相手はイケメン社会人です




食器は佐伯さんが片付けると言ってくれて厚かましいが、お言葉に甘えた





「えーと…言いにくいけど…これからは…?」




佐伯さんには事情をきっちりと話した



姉と二人暮らしをしていたが
姉が結婚が決まり、今までのマンションを引き払い
そして父のところでお世話になろうと思ったら既に他のところに引っ越していた






大体のここまでの事情をまとめてみて思ったけど…


こんなに窮地に立たされている女子大生…って…滅多にいなくない?




私は行くところがどこにも無い







佐伯さんはキッチンの吹き抜けから心配気な表情で私を見つめる


「…取り合えず…友達の家にお世話になりながら部屋を探そうと思います!」




イスから立ち上がり大きな声で言った



「それで問題ないならいいんだけど…」





「はい!…長々とすいませんでした
キッチンとか…勝手に色々しちゃいまして…本当にごめんなさい





お邪魔しま…《ピンポーン》」






インターホンが鳴ってタオルで手を拭いて佐伯さんは画面に向かい


「はい?」




《リスさんマークの引越社ですが
富永さん、お荷物届きましたので確認してもらってもよろしいでしょうか》