「…へ?」
意味がわからなくて間抜けな声を出してしまった私
「佐伯航平です
…何ちゃん?」
多分私の自己紹介待ちだろうか
その、佐伯さんは私をじっと見てくる
少し間をあけて
「…富永莉子です」
「莉子ちゃんか
ご飯も作ってくれたよね ご馳走さまでした、あれマジで旨かった」
小さい声だったけど、聞き取ってくれた
それに…ハンバーグ…食べてくれたんだ…
「そんなこと言ってもらえて嬉しいです
ありがとうございます」
自然と笑顔になって佐伯さんと話していた
やっぱり…大人っていうか、落ち着いてるな
「久々に家庭的な料理食べたわー
…思い出してると腹減ってこない?」
お腹に手を当ててジェスチャーしている佐伯さん
「そうですね…
迷惑かもですけど…作りましょうか?」
顔色を伺いつつ提案してみると
「やった、じゃ作って」
子供っぽく微笑んだ姿にキュンとしてしまった
