なんて思って気を取り直そうとしていたら
テーブルに置いてあった航平くんの携帯画面が点いた
SNSでメッセージが届いたもよう
見ちゃいけないと思いながらも視線をチラッと向けると…見えてしまった
【吉北瑞穂:
今日は話聞かせてもらって嬉しかったです
またご飯行きましょうね♡】
一言で言えば
見なかったらよかった
吉北さんってBBQのときに来ていた北斗くんのお友達…って言ってたな
同じ会社なの…?
いやいや、もしかしてあのときから交友が始まっていたのかも…
気になりすぎる。
「莉子ちゃんテーブルにこれ運んで」
吹き抜けのカウンターから料理が
「え!?…あ、は、はーい…」
ダメだ。忘れろ自分
慌てすぎて少しだけ裏返ってしまった声
「どうしたの?しゃっくり出てきた?(笑)」
意地悪な笑みの航平くんがカウンター越しに見えて、こんなときでも私の鼓動は速くなってしまう
もうどうすれば…
夕食の準備も終えて
「「いただきます」」
「やっぱ莉子ちゃんの料理マジ旨いわー」
疲れ吹っ飛ぶ、なんて嬉しいことを言ってくれた
