男を退かし、ゆっくりと莉子ちゃんを立たせた
そしてその部屋を出て売り場に出る
「…大丈夫??」
「………」
「じゃないよな…」
よほど怖い思いをしたんだろう、肩が小刻みに震えていた
北斗の姿が見えて駆け寄ってくる
何があったのかと尋ねられて、話して良いものなんだろうかと思ったけど
大騒ぎになれば莉子ちゃんがもっと苦しくなるだろうと結論付けて然り気無く莉子ちゃんと北斗の間に入る
北斗には嘘ついてしまい、心配かけてしった
少し申し訳なく思う
キーを取りに行き、二人で車に戻ってきて莉子ちゃんをシートに座らせた
「ごめんな…もっと早く気付けばよかった」
頭のなかでいちいち色んなこと考えてたし…
「……全然…助けてもらっただけで…
ありがとうございました」
弱々しく笑った莉子ちゃん
