「あ、莉子ちゃん!遅いから心配して…って先輩!!見かけないと思ったら
…………あの?何かあったんすか?」
雰囲気で何かを察したのか
北斗くんから意外な少し落ち着いた声が聞こえた
「俺、気分悪くなって店の中で休憩してたら莉子ちゃんに会って」
「え!?先輩大丈夫すか?」
「たぶん…もう戻れそうもない気分じゃねぇし、キー取り行って…車まで莉子ちゃん連れてってもらってもいい?」
「え……あの……はい」
もしかして…私のために?
「先輩、だから日頃から外でないとダメなんすよ~!!俺も看病…」
「無理、うるさいと余計悪くなる」
あしらわれた北斗くんは…可哀想だけど…
…
車のキーを取りに三人で戻ると、朱里と夏輝がパラソルの中にいた
「飲み物ありがとう!!!」
朱里が北斗くんから飲み物を受けとる
「うん…先輩がダウンしちゃったから車戻るって…うわーん!先輩~戻ってきてくださいよ!待ってますからぁ」
「やめろ、暑い」
ベッタリとくっつく北斗くんに少し申し訳なく思う
北斗くんを引き剥がした航平くんはジュースを1つとパーカーを取って車へ向かう
私も直ぐにあとを追った
