空きの場所を探してビーチを歩いていても
航平くんの表情は見えなくて
さっきから何も言ってくれないのは、やっぱり似合ってないのか
軽くショック…
「ここらへんにしよっか」
西島さんが声かけて大きなビーチパラソルを航平くんと組み立てた
そう言えば、全然話さなくなった北斗くん
まず、どこいったんだ?
と思ってキョロキョロすると後ろにいた
「莉子ちゃん…まじで…その似合ってんね…水着」
「お世辞でも嬉しいです
ありがとうございます」
笑いながらお礼を言うと…顔赤い?
焼けたのかな?
私も焼けやすい肌だから日焼け止め塗らないと
パラソルを組み立ててレジャーシートを敷いて持ってきた荷物を置く
「俺らオッサンはビキニギャル見てるから行ってきな」
西島さんが航平くんに肩を組んで私たちにそう促した
「お前だけだわ、迷子にならないよーに
あ…北斗聞かなくても大丈夫」
「先輩~」
え、航平くんは泳がないんだ…
ちょっと楽しみだったのな…一緒に海はいるの
