「あれ、先輩~言ってないんすか?」
北斗くんはソファに座っている航平くんの後ろ姿に向かって呟く
当の本人が振り返って
「……まずさ…深夜2時に言われても無理だから、帰れよ」
腕を組みながら呆れたように溜め息を溢す航平くん
「えーー!折角の休みなんだし!遊びましょうよ~」
「暑い、寄るな」
北斗くんは屈することなく後ろから抱き付いていた
そして私を見てから一言
「海いこ!海♪」
うみ?
って、あの青い海?
「いきなり言われても…私水着持ってないし」
一昨年、海に行った時に合わなくなったと思って親戚に譲ったのだ
「それなら大丈夫!!朱里ちゃんが持ってるから貸してくれるって言ってたよ」
「え!?朱里?」
