あの日から私は
高松さんの一つ一つの仕草や行動に
ドキドキしはじめていた。


たまに褒めてくれるとき、
頭の上に手をおいて撫でてくれる行動なんて、
背の高い高松さんだからこそ
キュンキュンするのかな。


なんか気持ち冷めてた期間が長すぎた私には
この気持ちをよく理解ができなかった。


自分から言い寄ったこともないし、
ましてや仕事場の後輩としてしか見られてない。
あんなに恋には不便しなかった私はまた
不器用になっていて、どうしたらいいのかわからずモヤモヤしていた。


あれから天野くんは不思議と変わらず一緒に帰ってくれるけど、
私のモヤモヤした気持ちには気づいてないのかなにも聞いても言ってもこなくて、


ある日私から聞き出した。