「待って!」 俺が歩き出すと西園寺が再びストップをかけた。 「今度は何だよ?」 「......今日の事、乃亜には言わないで。」 事実を隠して乃亜のいい友達演じるつもりかよ。 最低だな。 「言えるわけねーだろ。」 それを聞いて、西園寺は少し安心したような表情を浮かべた。