「何だよ、藤宮。ま、いーや、飯行こ!飯!」 「あー、わりー。俺、ちょっと遅れて行くわ。」 「え?愛也?」 何企んでるか知らねーけど、思い通りにさせるかよ。 俺は演劇科のある西館に向かって走り出した。 「愛也くん!」 あー、くそ。なんだよ、急いでる時に。