だから、その理由は私のせい....... じゃないの? 「俺、帰るわ。」 全然わからない。 原因があの練習じゃないなら、なんで愛也は藤宮くんが嫌いなの? バタンって扉が閉まる音が聞こえるくらい薄いこの壁。 この壁の向こうには愛也がいる。 いるはずなのに、なぜか今はとてつもなく遠くにいるような気がする。 私はソファに掛かっていた愛也のTシャツの袖をぎゅっと掴んだ。