「…で、協力してくれる気になったの?」
真剣な顔で真っ直ぐ見つめられる。
そんな期待した顔で見ないでよ…
視線をズラして、
「…まだ、わかんないけど…
…決めるのはセンパイだし。
遊実の言うこともわかるし…
柳澤くんが本気でセンパイを幸せにしてくれるってわかったら…
わかったらだけど…
協力してもいいかも…」
弱々しい声で、まだ迷っている自分がいるのも隠せない。
チュッ!
えっ?
おデコに暖かいものを感じて、おデコに手をあげると
すぐそばに柳澤くんがいて。
「な、何したの?!」
「お仕置き?
相川さんにオレのこと話したから!」
意地悪な顔で口元をあげる。
「でも、相川さんのアドバイスで協力してくれる気になったなら…
今回は、おデコのファーストキスで許す!」
おデコにもファーストキスってあるの?!
男の子にキスされるとか、初めてなんですけど?!
カァーっと顔が赤くなる!
「相川さんに口止めしとけよ!
広まったら、次はないからなっ!」
コクリ、コクリ、頷く。
心臓のドキドキが止まらない。
おデコのファーストキスが奪われた…
そのことで頭がいっぱいだった。
私の頭をくしゃくしゃっと撫でると、
「オレ、頑張るから!」
照れたように笑った。


