「えぇ〜! ちょっと待ってよ! 性格悪いんだよ! 私のファーストキス奪うって言ってくるような、サイテーな人だよ!」 遊実の前に立ち、グーに握りしめている手を上から包み込む。 「だったら、ファーストキス奪われちゃったら〜? 王子様なら、悪くない相手だよ」 ニヤッと笑う。 私は慌てて、口を抑える。 「それに、静香センパイだって いつどこで、どんな男の子と付き合うかわからないんだよ! それだったら、みんなが認めるイケメンと付き合ってもらったほうが良くない?」 うぅ… 確かにそーだけど…