あ、あれ?
小刻みに肩が揺れてる?
まさか、怖すぎて泣いちゃった?!
どーしよー…
「ごめんね…
私が無理に乗らせたから…」
また、調子に乗っちゃった…
嫌われたかなぁ…
不安で泣きそうになる…
「バーカ!
オレをダマした罰だ!」
いつの間にか私を見る智哉の顔は…
ニヤリといたずらっ子になってる!!
肩が揺れてたのは、笑ってたからか…
ダマされた…
「絶叫マシーン、苦手じゃないの?」
「好きか嫌いかで分ければ、嫌いかなっ。
でも、乗らず嫌いだったみたい!
面白かった!」
「じゃ、気分は?」
「ん?
最高?
また、知里になでてもらえたし!」
コートの上から顔をすりすりしてる。
完全に私の負けだ…
智哉に勝てる日は来ない気がする…


