この遊園地一番の絶叫マシーン!
さっき、アレコレ回ってる途中に気付いたんだ…
近場から乗って行ったはずなにの、この近くに来ると智哉が違う方向に向かっていくのことを…
なぜ、気付いたか…
それは…
私が乗りたかったから!!
「いや…あれは、どーかなぁ…」
しどろもどろになり、目が泳ぎだす…
「じゃ、許さない!」
早足で歩き出す。
「わかった!
わかったから!」
よし!
勝った!
いつも、智哉にはやられっぱなしだからたまにはこんなことがあっても、バチは当たらないよ!
「じゃ、行こっか?」
智哉と腕を組み、引っ張るように歩く出す。
顔が引きつってるなんてことは気にしない!
これに乗らなきゃ、ここに来た意味ないでしょ?!


