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「ちょっと、どこまで行くのよ。
離してよ!」
特別教室が並ぶ階に連れてこられると、思い切り手を振り払った。
「ここなら、誰もいないだろ」
用心深く辺りを見回す。
「あれから、静香センパイと何を話した?」
声色が変わり、眼光鋭く睨みつけられる。
さっきまでの爽やかさはどこへ?
あまりの怖さに目を背けられず、ビクッと後ずさりをする。
「…何にも話してない…」
この状況でウソはつけなくて…
震える声を絞り出す。
「本当だろうなぁ?」
そう言いながら近付いてくる。
さらに後ずさりをすると…


