えっ…? 気付くと智哉の胸の中にいた。 「もう一回言ってみろって!」 この状況で、何も考えられなくなって、動くことさえできない。 「おい! 言わないと、このまま離さないぞ?」 ハッと我に返る! それは困る… こんなところ、誰かに見られたら… 「え、えっと… 好きです…って言いました」 「そのあとは?」 「そのあと? 好きです… しか言ってないデス…」 緊張しすぎて、何を言ったかなんて覚えてないよ… 「マジか?! やっぱ面白いわ!」 ギュッと力を込めて抱きしめられてる腕が震えている…?