「オトコを舐めるな!
連れて行かれてたら、何されてたかわからないんだぞ?!
そんな細い身体で、高梨さんが守れるのか?
てか、自分も守れないじゃないか!
オトコだって、オンナを守るのは覚悟がいるんだ!
簡単に考えるな!」
周りの目を気にすることなく、怒鳴り続ける。
中田くんの怒りは収まらない。
遊実は、ただ
「ごめんなさい」
ボロボ涙をこぼしながら、何度も繰り返していた。
「…翔平、その辺りにしとけ。
遊実も十分わかっただろうから…
なっ?」
中田くんの肩をたたく。
「どこか入らないか?
落ち着いたほうがいいだろ?」
柳澤くんは、私の腕をつかみ立ち上がらせてくれると、怯えてまだ震えの止まらない肩を抱いて歩き出した。
身体の震えがスゥーっと消えていく…


