「三浦センパイ!」
「オマエ、確か…球技大会のときの…」
眉間にシワがよる。
「柳澤 智哉と言います。
あのときは、すいませんでした」
ポカンとするセンパイをよそに、深く頭を下げた。
「えっ…いきなりなんだよ?」
とても動揺している。
「大矢、先行ってるぞ!」
友達が、気を利かせて言ってくれた。
「あぁ!すぐ、追いつく!
…で、何だよ!」
返事だけすると、オレのほうに向き直って、イライラした口調。
「センパイにも関わらず、球技大会のときは、挑戦的な態度を取ってしまって…」
「んなこと、思ってないだろ?!
サッサと本題に入れよ!」
見透かされていた…
いい状態で話したかったのに…
試合に勝てたんだから、ちょっとくらい甘く見てくれてもいいじゃねーかよ…


