それでも僕等は恋を繰り返す



リラくんの言葉をまた思い出し、つい声が出てしまったあたしは本当に疲れているんだなと感じ、部屋のベットでちょっとだけ眠ろうと思った。

そう…ちょっとだけなはずだったのに、目が覚めたときには八時を回っていた。


「ごめんなさい…」

「なんでそんなに謝るの?いつもいつも家事してくれているんだから、たまには甘えてほしいなあ」


夕飯の材料さえ買いに行くのを忘れていたあたしが急いでリビングまでおりると、既に出来ていて。


「ありがとう、翔さん」

「お父さんと呼んでいいんだよ~?まあ、味の保障は出来ないけど」


少し焦げたハンバーグから、慣れない成りに一生懸命頑張ってくれたんだなあと思うと胸が熱くなった。

「美味しい」

それはよかったと笑う翔さんは、まだ仕事が残っているらしく、そのまま会社に戻っていった。

そんなに忙しいのに…あたし…


最近ダメだなあ…自分のことばかり考えてやることがちゃんとできていない。

決めたじゃないか、できるだけ二人が笑顔で過ごせるように、できるだけ家では癒されるように。

家事はあたしの役目だって。