周りの野次はまだ続いていたが、そんなの気にぜず席に着こうとしたら、柊がぱっと腕を掴んできて驚く。
「夕顔、ちょっといい?」
―――あたしは気にしてなくても…柊は気にしてるというか…怒ってる…?
笑っているけど、目が笑っていない彼にそのまま教室から連れ出され、人気の少ない階段まで歩いた。
着くなり柊が腕を放して階段に座るから、あたしも隣に腰掛ける。
「ねえ夕顔」
「…はい」
「俺等って付き合ってるんだよね?」
「うん…そうだよね?」
「ずっとそうだったのも、夕顔にその気がないのも分かるけど…俺達もう友達じゃないんだよ?」
―――そうか、友達のままの感覚じゃダメなんだ。
柊がずっとカンナとのことを気にしていたのを知った。だったらそれを極力気をつけなければならない?
柊が嫌な思いをしないように。柊の気持ちを考えれるように。
「そだよね、気をつけるよ…」
―――あれ?でもじゃああの頃の様に四人でいられない…?
アレ?アレアレ??―――オカシイナ…
