「っていうのは冗談だけど、俺がそうだったから夕顔もそうだといいなあと思って。」
「…何言って…」
今まで何人も付き合ってきといて、なんで今更…
「本当だよ。好きな子と付き合うのは初めてだからね」
鼻の下に手を当てて口元を隠しながらそう言う柊が照れているようで、なんだか可愛くてキュンと胸が高鳴る。
柊の照れ顔なんて始めて見たかもしれない。本当に―――あたしの彼氏なんだ…
「カンナ~!!」
何度チャイムを鳴らしても出てこないカンナは絶対まだ寝ているんだと思った。
昨日夜遊びでもしてたのかなあ…本当に世話が焼ける。
「二人ともおはよ~」
「きゃ!椿…おはよう」
いきなり抱きつかれ驚くあたしを見て楽しそうに笑う椿は、今日もテンションが高い。
甘い香りを纏わせた彼女は、今日も凄く輝いて見える。
「カンナまだ来てないんだね~もう遅刻しちゃうし三人で行かない?」
「そうだな、カンナにはラインしとくよ」
