それでも僕等は恋を繰り返す



そう考えるとやっぱり柊は女の子にモテる要素が揃ってるな~と思いながら、赤い顔を見られたくなくてその場から急いで立ち去る。

本当はトイレなんて行きたくないけど、あのまま柊と二人きりは心臓が持ちそうになくて…

とりあえずその辺テキトーにブラブラして、気持ちが落ち着いたら戻るかと思った矢先、


「ねえ、トイレってどこにあるか知ってる?」


男の人三人組に声をかけられ、突然のことにびっくりして固まる。

いつも大体カンナや柊としか喋らないからか、動揺して少しだけ後ずさりした。


「やっば、可愛いじゃん」

「だろー?後ろ姿だけでわかった俺天才」


なんかちょっと距離が近い感じもするけど、これが普通なんだろうか。よくわからないな…


「トイレなら向こうにありますよ」


トイレの方向に指差すと、何故かその指を持たれ驚いたあたしが目を丸くしたと同時に、後ろからも誰かに抱きつかれて変な声をあげてしまった。


「なに?こいつになんか用?」