それでも僕等は恋を繰り返す



―――なんでみんなそんなこと言うの…

四人の時間が減ったとしても、絆は変わらないとそう思っていた。

花火大会は…唯一、昔と変わらず四人でいれる時間だったのに。

「なんか…頭痛い…」

家に帰ってから考えすぎたのかなんなのか、頭痛がしだしたあたしは、薬を取りに行こうとベットからもそもそ起き上がる。それから立ち上がり部屋から出ようとした時、誰かからの着信が鳴った。

携帯をとり画面を見ると柊と書かれている。

―――そういや、まだ返事してないや。

どうしようと思いながらも少しして電話に出た。

「もしもし…」

「夕顔?あのさ、昼言った話なんだけど」

四人では今年はもう行けない。ここで柊の誘いを断ったら完全にバラバラになってしまう。

大体好きな人から一緒に行こうってお誘い受けたんだよ?何を躊躇することがあるんだろう。

「無理なら―――」

「行く!!行ける!!」

思いっきりかぶせて答えたあたしに、柊が聞いたこともないような大きな笑い声を上げた。

「楽しみにしてる」

彼の声のトーンが一気に明るくなった気がした。