「あーー満腹…ごち」
カンナの家はお母さんと二人暮らしで、バリバリのキャリアウーマンなため家に帰ってくるのも遅い。
そのためウチに小さい頃からこうして夕飯を食べに来ている。
もう家族も同然のようなものだ。
「あーーもうすぐテストだよ~。試験範囲広すぎて…」
「いつもみたいに赤点とらなきゃそれでいいだろ」
「だめだよ、今年受験なんだよ?今頑張らないと」
「お前本当に紫蘭受けんの?」
「え?受けるよ、そりゃあたしの学力じゃ無理だって先生にも言われてるけど、三人と同じ高校行きたいし」
「ふーん」
「カンナも紫蘭受けるんだよね?」
「……そうなんじゃねーの?」
「なんで自分のことなのに疑問系なの」
―――形が変わっても、四人でいたいと願うあたしはおかしいんだろうか…
思いもよらないスピードで変わっていくあたし達に戸惑っているのはあたしだけなの?
みんなは寂しくないの?どうして…変えてしまうの?
