それでも僕等は恋を繰り返す



ウチとカンナの家はお隣さんでカンナとあたしの部屋は丁度向かい合ってあるため、小さい頃からベランダをつたってよくこっちの部屋に来ていた。

中学に入ってカンナは別の子達と遊ぶ回数が増えたため、最近では滅多に来てなかったのだが…
今日は不良くん達と遊んで帰るって言ってたしてっきり…


「夕顔~。飯。」

「珍しく今日は外で食べてきてないんだ…」

「…だって言っただろ、早く帰れって。今日は野菜炒めだぞって」

早くしろよと足でかる~く蹴ってくるカンナにイラっときながらも内心では早く帰ってきて少し嬉しい。

神崎さんの顔がちらっと浮かんだあたしは、少し性格が悪いんだろうか。


「足!たてない!!良く噛んで食べる!!ほら、こぼしてるよ?」

「うっせーな~、飯くらい自由に食わせろよママ~」

「だからその呼び方止めてってば!!」


食べっぷりがいいカンナにご飯を作るのは正直楽しい。